からだの基礎はあしゆび①
2024年2月13日
皆さん、普段自分の趾(あしゆび)をどのくらい意識していますか?
外反母趾などで痛みがあり気にかけている方はいるかとおもいますが、大抵は靴や靴下などで覆われ、普段意識することはないとおもいます。
わたしは裸足で踊ることもあり、多少は気にかけていたつもりでしたが、趾のために何かしていたか?といえば何もなく、言葉通り気にかけていただけでした。
そんなわたしが趾に興味を持ったのは、新体操のレッスンでの出来事がきっかけです。
子どもたちの足
教室でY字バランスの練習中…
Y字バランスで10秒止まれるかな?とチャレンジカードというものを配りました。
未就学や1年生の子どもたちに、楽しくYバランスの練習に取り組んでもらえるように、チャレンジするたびにシールを張るというカードです。
みんなやる気満々で「見てみて」と列に並んで楽しそうではあったのですが…
足元がグラグラしていて危ない…わたしが身体を支えながら無理やりな感じでバランスをとる…
ん?ん?あれ?…想像と違う(^^;
しばらく固まりました。
固まりながら足元を見ていて
「あっ!」
小指が内側に入っていたり、浮いていたり、体重がどちらかに傾いたような立ち方をしていました。
Ý字バランスで10秒止まるより先に、大事なことがあるんじゃないか?と考えるきっかけになった出来事です。
趾について
なにからやろう?と考え、まずは本を何冊か読みました。
本で読んだ趾についてのことに少し触れます。
「足」編に「止」と書いて、趾(あしゆび)と読みます。
その語源は「止、足跡」などから発生したと言われ、足に力を入れて足跡をつけることから「あしあと」の意味の字として作られたそうです。それゆえ趾は静止する時、動き出す時に身体を支える役割を担っていると言えます。
そして足はを身体支える土台です!
土台である足が不安定だと身体も安定しません。
なるほど…
趾の大切さに気が付きました。
練習に取り入れたこと
《趾でグー・チョキ・パー》
・ グー 足の指を内側ににぎる
・ チョキ 親指を立てて、残り4本の指は内側ににぎる
・ パー 5本の指の間をひらく
これ、結構難しいんです…
はじめは動かなくても大丈夫!
趾を意識することが大事なんです。
「動けー」と趾に向かってテレパシーを送り、動かないうちは手で趾を動かす…
そうしているうちに、できるようになってきます。
よくつまずく人にもおすすめのグーチョキパートレーニングです!
《つま先歩き、かかと歩き》
・つま先歩き かかとを上げたまま歩く(キリン歩き)
・かかと歩き つま先を浮かして、かかとだけで歩く(ペンギン歩き)
つま先、かかとと重心をずらして歩行することで、足の裏全体の感覚が養われます。
わたしが思うこと
昔は砂利道(じゃりみち)など平らでないところを歩くこともありましたよね。
今はアスファルトで綺麗に舗装され、靴もクッション性が上り、足への負荷が減っています。
それと比例し、足の機能が低下しているように感じます。
新体操のレッスンは裸足で行うのですが、足が痛いと子どもたちの声も聞きます。
靴下、靴で過ごす事が多く、普段は受けない刺激を足で受けるからだと思います。
わたしにも息子がいますが、冬場は家の中でも風邪を引かないよう、靴下を履くよう言ってしまいます。
…本当は裸足のほうが良いと思っているのに。
現実はこんな感じですが、たまに思い出し、息子の足や趾に刺激を与えるべく、ツボ押しをし、指をつまんでいます。
くすぐったいと逃げられるので、早めに終了してしまいますが、少しでもできればよしとしています。
わたしが思うことは、子どもたちが健康的な身体で過ごせますように…☆
新体操のレッスンを通して子どもたちと関わりながら、そんな想いも込めてレッスンをしています。
子どもたちから、お父さんお母さんへ広がりみんなで健康に!!
趾(あしゆび)グーチョキパー、ぜひ試してみてください。